■滴定をして必要な触媒の量を計算。 1.蒸留水1リットルに水酸化ナトリウム1グラムを溶かしてNaOH水溶液を作る。 2.イソプロピルアルコール10mlと、廃食用油1ml混合。 3.「イソプロピルアルコール+廃食用油」の混合液に、フェノールフタレイン液を2滴入れる。 4.NaOH水溶液を1滴ずつ「廃食用油+イソプロピルアルコール+フェノールフタレイン液」の溶液に滴下する。 5.滴定の溶液がピンク色に変わり、やがて10秒間ピンク色のままになったときが溶液がph8~9になっています ※ph8~9になるまでに滴下したNaOH水溶液の量を記録すること。 ※一般的にはNaOH水溶液の量は約1.5~3mlの範囲です ■計算の仕方 ※植物油をエステル交換させるためには、基本的に油1リットルに対し3.5グラムの苛性ソーダが必要。 6.NaOH水溶液の「ミリリットル数」に、廃食油の数量を乗法。 ex:滴定でpH 8~9になるまでに滴下したNaOH水溶液の量が3.0ml、エステル交換させる廃食油の量が100Lの場合。 3.0g x 100リットル =300g 3.5g x 100リットル =350g 300 + 350 = 650g・・・・・・※苛性ソーダの場合 ■エステル交換用ナトリウムメトキサイドについて ※メタノールは廃食油の重量比にして20%のメタノール量が必要。 1.メタノールに水酸化ナトリウムを少量ずつ攪拌しながら混合していく、発熱するので注意深く攪拌すること。 2.水溶液が透明になるまで攪拌。 ※注意事項(毒物劇物取扱注意) 1.水酸化ナトリウムに使用する機材は水分の無い機材を使用すること。 2.気化ガスを絶対に吸わないこと。 3.ナトリウムメトキサイドが皮膚に付着すると、神経も殺し痛みも感じない間に大やけどする恐れがあります。 4.ナトリウムメトキサイドを目に入ると失明する事があります。